流感

2週間前に風邪をひいてから、
「どうもすっきりしないな」と思っていたら、
そのまま2度目の風邪をひいてしまった。
 
きのうは午前中大学で、土曜日クラスの
テスト作りをし、昼は友人たちと昼ごはんを食べた。
朝から微熱気味だったので、多少体がだるいのは
仕方がないか~、と思っていたけど、
どうもそれよりしんどくなってきている感じが
確かにしてきて。
 
家に着いて、熱を測ると微熱の域を超えている。
驚いて、慌ててベッドに横になっても、
しんどすぎて眠れなくって。
 
眠れないので、お手伝いさんに
「また熱が出たよ。今夜は晩御飯食べない。」
と伝えると、彼女、わたしをぎゅうーっと抱きしめて、
「大丈夫、よくなるからね。熱いね。かわいそうに」
って言ってくれた。
 
それから、いつもの通り38度5分まで熱が上がり、
一晩寝たら熱もすっきりひいていた。
 
ママに「良くなったよ」と言うと、
「前の検査から6ヶ月以上経っているから
血液検査してもらいなさい」と言われた。
 
確かにしたほうがいいかもなぁ。
それにしてもすごい感染力だな、この風邪菌。

ワールドカップと1週間

「ニカラグアは野球の国」と聞いていたので、
ワールドカップについてはどうなのかな、と
思っていましたが、今、驚くほど盛り上がっています。
 
日本で応援する皆様は大変なようですね。
こちらは時差がちょうどいい加減で、
1試合目が午前10時から、
2試合目が午後12時から、
そして3試合目が午後2時から始まっています。
 
大学構内の食堂には特別テレビが設置され、
ブラジルやドイツが出る試合があれば、
授業をさぼった学生による大応援団が結成され、
構内のカフェや食堂、町中のレストランなどの
大スクリーンなどで、雄叫びを上げています。
 
その声は、遠く離れた私の事務所まで聞こえるほど。
 
こんなにすごいとは、思ってもみませんでしたが、
考えてみれば、ここはそう、ラテンの国。
 
ブラジル-日本戦のときは、サッカーに疎いわたしも
さすがにちょっと気になったので食堂へ行ってみると、
なんとニカ人によるブラジル大応援団が結成され、
日本を応援してくれる人は誰もいませんでした。
 
 
「おい、見てみろよ。あの人、日本人らしいぜ」
 
なんてひそひそ声を聞きながら
日本を応援するなんて恐ろしいことはできず、
しょんぼり事務所に戻って仕事をしていました。
 
しばらくすると、ニカ人の友人からメールが。
「日本、1点入れて、先制したよ~」
 
日本が点数を入れたこと、友人が速報を
入れてくれたことがうれしくって、
その後、4-1になるまで
メールでやり取りしていました。
 
最後の4点目の際には、さすがに申し訳ない、
と感じたらしく、彼女は
「ごめんなさーい、お姉さん」
と電話をかけてきてくれました。
 
*彼女は日本語をいくらか話します。
私ののことは「お姉さん」と呼んで慕ってくれます。
 
でも、言っていた声が笑っていたので、
やっぱりきっと彼女もブラジル応援団だったんだ
と思います。
ニカラグア人に「どこが優勝すると思う?」と
聞いたら、たぶん100人中99人は
「ブラジル!」というでしょう。
ブラジルサッカーをこよなく愛するニカ人たちです。
 
 
ところで今日は土曜日のクラスがあるのに、
初めて寝過ごしてしまい、
朝ごはんを食べそびれてしまいました。
 
クラスは久しぶりの全員出席。
気持ちよく授業~、といきたいところですが、
みんなワールドカップが始まる10時になると、
気もそぞろ。
今日は漢字の勉強はやめにして、
早めに授業を終わりました。
 
 
そして、今日は月1回行う、土曜日午後の
日本文化紹介特別活動の日で、
今回はいつも大人気の 「書道」。
 
こちらも、メキシコ対アルゼンチン戦の影響
でしょうか、長蛇の列になるかと思って
ドキドキしていましたが、15人ほどが参加して、
ほのぼのと、終わりました。
 
ちなみに今回のテーマは 「愛」
みな、とても楽しそうに筆を持って書いていました。
 
書道の活動が予定より早く終わったので、
友人と店でサッカー観戦したのですが、
風邪がまだ少し残っているのと、昨夜、蚊が枕元で
ぶんぶん飛んで眠れなかったので、
うとうとと うたたねしてしまいました。
 
でも、アルゼンチンの後半の2点目のシュートは
しびれました。
なぜかあのシュートだけはパッチリ目を開けて
バッチリ見ていました。
 
もう、ニカラグア人も大興奮。
昼まっからビールやロン飲みながら、吠える吠える!
メキシコとアルゼンチンの試合のときは、大半の人が
アルゼンチンを応援し、ほんの数名の方が
メキシコを応援していました。
 
これからの試合も、目が離せませんね。

フィンカと富と

フィンカというのは、スペイン語で
「農場」と言う意味のことば。
日曜の昼前、ママが持つフィンカへ、
初めて連れて行ってもらいました。

車で20分ほど走ったところにあるフィンカは、

既にマナグアとは別世界の場所。
力を入れる必要があるものは何もなく、
自然がいっぱいで、
思わずふうっと大きく息を吸い込みました。

おいしそうなマンゴーやアグアカテ(アボガド)が

収穫されて机の上に山積みになっており、
数えてみると68個!
 
すぐその場で洗って、手で皮をむいて食べた
マンゴーロッハ(赤いマンゴー)はとても甘くて、
ジューシーで、でも歯の間に挟まった
マンゴーの繊維は取れませんでした。

ママの家の横にあばら家があり、そこで

クイダドール(家を守る人)の家族が8人、
暮らしているそうです。
部屋はどこから見ても小さな部屋1つしか
なさそうです。
 
水道はありましたが、食事は、もうもうと煙が
上がっているのを見ると、薪で作っているのでしょう。
 
おじさんはいい(といっても普通の)Tシャツを
着ていましたが、おじさんの7歳のかわいい娘さんは
ぼろぼろで、着たきり雀のTシャツを着ていました。
ニカラグアへ来た当初、学校の授業の一環で、
ニカラグアの貧しい人の暮らしを知るために訪れた、
フィンカのクイダドール(農場の守番)の
おじいさん、おばあさんのことを思い出しました。
お元気でいらっしゃるかな。
世界中の富を均等にしたら、
いったいどのくらいの生活になるんだろう。
 
案外、いい生活ができたりするのかもしれない。
みんなが必要な食事を頂くことができて、
柔らかい布団で眠ることができくらいに。
 
そんなことを思いました。

ニッポン

今、朝の9時。少し前。
クロアチア戦をテレビで見ながら、書いてます。
アナウンサーが、スペイン語の「ハポン」ではなく、
「ニッポン」を多用するのに驚きました。
 
おかげさまで、薬を飲むことなく、
熱は下がりました。
 
生徒の中に、女医さんがいて、
すばやく処方箋を書いてくれ、
「これを飲むように」
と言ってくれたのですが、
薬を買いに行く元気もなく
昼ごはんも食べず寝ていたら、
治りました。
 
生徒の1人は
「ロン(お酒)にハチミツとレモンを入れて飲むと、
喉にいいよ」
と教えてくれました。
こういう治療法がある土地、いいな。
 
昼ごはんも食べず、寝続ける私。
夜8時ごろ、ママに
「みつこ、ごはんよ!」
と呼ばれ、そのときはまだ熱が高かったのですが、
行ってみると、チャーハンにパンに、パパイヤ。
 
「うーん、食べれるかなぁ」
と思いながらも、全部食べてしまいました。
 
今朝なんて、平日クラスの生徒が
「母が作りました」と言って、くれた
「ナカタマル」を頂きました。
 
ずっしり重くてこってりの
このお料理が食べられたから
もう大丈夫だ。
 
今日はママにフィンカ(農場)へ
連れて行ってもらう予定です。

ぼんやりぼぉ~っと フンフンフン♪

今、38度6分。
熱が出ました。
 
先週の水曜日の帰りに、大雨にあたったからなのか、
秘書や生徒達が風邪をひいていたからなのか。
とにかく風邪をひいた。
 
私はこちらの風邪が温床するには
とても居心地の良い身体らしい。
 
とにかく、風邪をひいている人がいるな、と思うと、
すぐにおなかが痛くなり、節々が痛くなり、
喉が痛くなって、鼻水が滝のように出て、
そして発熱する。
 
昨夜から、喉が痛くて、鼻水もすごくて、
昨晩で大量のティッシュを使ったが、
今朝、熱を計ると平熱だったので、
「よしよし」 と思い、土曜日クラスへ行った。
 
しかし、授業をしているうちに、
熱が出てきたことがわかり、
来週以降の授業に送っても差し支えないところ
まで進んで、生徒にお願いして、
1時間早めに切り上げた。
 
家まで送ってくれた生徒、
「お大事に」と言ってくれた生徒。
 
ちゃんと適した場面で使えるなんて、すごいぞ。

いい生活って?

今日、日本から来た人たちと話す機会があった。
 
良い背広を着たその方がうちを見て、
「隊員にしては恵まれすぎてますな」
と2度おっしゃった。
 
心に少し違和感が残った。
 
私は知らない国の人と話をしてみたくてここに来た。
 
日本語教師として働くことで、
私が学生時代そうだったように、
学生が異国に思いを馳せ、夢見ることができる、
そういう時間と空間をここに置きたかった。
 
辛い環境で生活したくて来たわけじゃないし、
大変な思いをしたくて来たわけでもない。
覚悟してきてみたら、案外良かっただけのこと。
 
私の職場、家がいい環境にあることは事実だけど、
もっと過酷な環境で働いていらっしゃる人たちの
お話を聞くたび本当にすごいな、とも思うけど、
そこで得たものはその人たちの糧になるだろうし、
私が得たものは私の糧になっていく。
 
今日の安全上の調査、何か意義はあったのかしら。

9時間半の停電

10日に神戸であった、友人の結婚パーティーが、とても心温まるものだったと、別の友人に送って頂いたメールで知り、ゆったり想像していました。
 
あの2人ならではの、温かい、素晴らしい、心温まるパーティーになったんだろうな、と、聞いたこちらまで幸せな気分になりました。
 
 
さて、そんな日曜日の朝。
10時半にぷっつりと天井を回る扇風機が止まりました。
停電です。
 
今日は午後から、生徒がテストを受けにやってくる予定だったので、一日、家で過ごすつもりでした。
 
停電で扇風機が止まり、部屋にはおれなくなったので、軒先で本を読んでいました。
 
読んでいた本は、「大地の子」3巻です。
ドラマで見ただけで、本で読むのは初めてでした。
 
第2次世界大戦の日本と中国の状況や、中国残留孤児(戦争犠牲孤児)の問題について、恥ずかしながらようやく少し呑み込めました。
 
また、文化面、琴などの楽器があることなどや、儒教・仏教の考え方や文化はやはり中国からきたものなのだ、と思うと同時に、私の中のもやもやが少し晴れました。
と、いうのも、こちらで日本文化教室を任されているものの、「日本文化ってなに?」と絶えず自問自答しながら進めていたからです。
 
さて、そんなこんな、いろいろを思いながら読んでいると、午後1時に約束の生徒が車でやってきました。
助手席に、彼の友人が乗っているのを見て、
「こりゃ、勉強してなさそうだな」 と思い、聞いてみると、やっぱり。
来週、別の日にしてほしい、とのこと。
 
じゃあ、別の日にすることにし、生徒と、彼の友人と3人で昼食を食べに出かけました。
彼の車に乗り込むと、ガラスの破片がそこここに散らばっています。
聞くと、1週間前、深夜に帰宅途中、車に向かって投石され、助手席の窓ガラスが割られ、助手席に乗っていた彼の友人が額を縫うケガを負った、と聞いて驚きました。
 
3時に生徒に送り届けてもらい、続きの気になる大地の子を読もうと、部屋へ戻ると、まだ電気が戻っていなかったので、外の揺れ椅子で、読みふけりました。
 
夕方、まだ明るいうちに、
「今日は明るいうちに夕食を済ませましょう。」
というママの声で顔を上げると、でも もう6時半になっていました。
 
青いバナナを揚げた物の上に、チーズのフライとキャベツの千切りサラダが乗っている「タハダ」と呼ばれる好物のお皿を頂いた後、部屋に戻って、急いで寝る準備。
 
部屋にろうそくをつけ、顔を洗い、歯を磨き、寝る準備を済ませてから、「大地の子」4巻の続きを読もうと思うと、あまりの暗さで読めません。
思わず、父が「向こう(ニカラグア)に持って行きなさい」と渡してくれた、明るい光の懐中電灯で照らして、読み進めていました。
 
 
「灯りが戻ったぞ!」
 
午後8時、パパ・ノエルの声を聞き、本当かなぁ、と思いながらスイッチを押すと、カチッ☆
点きました!
 
先ほどから、隣の家から窓越しに良い音楽が聞こえてきます。
 
そういえば今日は一日、シンと静かだったなぁ、小鳥のさえずりと、マンゴーやアボガドが落ちる音だけが良く響いていたな、と停電の静かで、のんびりとした一日を思いました。
 
今もひとつ、マンゴーが隣の木からうちの庭へ落下した“ドスン”という音が聞こえてきました。
 
「この音で目を覚ますのも、あと少しか」
と思うと、少し寂しい気持ちもします。
 
 
残り少ない「大地の子」4巻を寝る前に読もう、とベッドの上に置いて、これを書いています。
 
 
状況は異なれど、ニカラグアのお手伝いさんの月給は、丸一日、彼女達の毎日の全ての時間を捧げても、高くても100ドル(約1万2千円)程度。
小、中学校の公務員の先生の給料で、長年働いた人で、良くて250ドル(約3万円)、若い方だと200ドルにも及びません。
小学校にも行けない子供は今もたくさんいます。
 
「大地の子」のように小説にはなっていない、厳しく辛い人生を今も送っている人たちは、世界中にいます。
 
 

弱者に厳しい社会とは、私たちにとっても生活しにくい社会ではないか、と思います。
差別や貧困で苦しんでいる人の存在に気づき、できる人から手をつなぎ、みんなが楽しく、心穏やかに生活できますように。

思いがけず柿を頂きました。
果物が豊富なニカラグアにも、柿はないそうです。
 
1年以上ぶりの、大好物。
 
お皿の上には、新鮮で、見るからに汁気をたっぷり含んだ大きな柿が4分の1に切られたものが2つと、立派な干し柿が乗せられていました。
 
現地の方が切ってくださったので、皮はむかれておらず、そのまま、皮ごと頂きました。
 
1口食べてから香りを嗅ぐと、日本の暮らしをふと思い出し、今の暮らしとゆらゆら混ざって、不思議な気分になりました。

家族紹介(人物編)

わたしの家族を紹介します。
パパの名前はノエル(72歳)、ママの名前はエルビア(61歳)です。
普段一緒に生活しているのはパパとママ。
 
娘のリセットは毎朝7時と昼1時頃に息子と一緒にやってきて、食事していきます。
 
 
さて、今日は日曜日。
疲れが溜まっていたので、部屋で本でも読んで過ごすつもりでしたが、ママが昼過ぎに近くの町へ行くから、一緒に行きましょう、と誘ってくれたので、やっぱり行くことにしました。運転は娘のリセットさん。
 
行った先は車で30分ほどの町、ニキノオモ。
とても小さな町で英雄・サンディーノが生まれた町として知られています。
 
親戚の家を訪ねて行ったのですが、まだ家に戻っておらず、わたし達はこうして、軒先で肩を並べて座って待っていました。
 
ところで、ニキノオモには私の友人が住んでいます。
電話して、呼び出さない手はありません。
 
電話をかけると、のんびりしていた彼女はビックリした様子。
でも、やっぱり来てくれました。友よ!
 
わたし達は6時にまたこの家に戻ることを約束して、散歩に出かけました。
ニキノオモの趣のある教会、町外れの村、サンディーノの像、アイスクリーム屋さん。
 
「小さくて、何もないのよ」
と友人は言うけれど、とても静かで良い町だと感じました。
 
そして時刻はあっという間に6時を過ぎてしまいました。
親戚の方の家へ向かうと、美しい、気品のある夫婦が迎えてくれました。
 
大きくて、美しい家に住んでいて、幸せそうだな、と思いましたが、そのうちの方が、
「息子達はアメリカとメキシコに住んでいて、わたし達だけでここに住んでいるのよ」
とおっしゃったその顔は、どこか寂しげでした。
 
わたしたちは家を出る前、ニキノオモに住む友人の友人に、その家でギターを弾いてもらいました。
「ニカラグア」という曲だ、と言ってから弾いたその曲は、とても哀しく、切ないものでした。
 
皆と別れた後、マナグアへ一路帰りました。
初めての家族との散歩、心に残るものになりました。
 

雨と 追いかけっこ

ニカラグア新聞をいつもご愛読頂き、ありがとうございます。
 
この度、レイアウトを少し変更してみました。
ご意見・ご感想などありましたら、お願いいたします。
 
なお、写真と併せて、説明文もお楽しみください。
1クリックで開きます。
これからもご愛読よろしくおねがいします。
 
 
 
さて、今日の朝は、眠くて起きられませんでした。
 
それは、昨夜の午前3時。
突然始まった雷の大きな音に、目を覚ましたからです。
そして、大雨。
 
 
いよいよ、本格的な雨季到来です。
 
ニカラグアの人たちは雨季が大好きです。
 
「気持ちがいい!」と、手放しで喜びます。
 
雨が降り出すと、子供達は道に飛び出して、大自然のシャワーを楽しみます。そして大人たちは、軒先に椅子を並べ、それを見ながらおしゃべりを楽しみます。
 
ニカラグアでは、土砂降りのことを
"蛙と 蛇が 降ってきた"
と 言うそうです。
 
雨が始まると、蛙やヘビが土の中から、たくさん出てきますよね。
だから、彼らが雨を呼んでいると、その昔、インディヘナの人たちは思ったようで、こんな表現で表したそうです。
 
 
ところで今日は、授業の後で、先週の試験を受けられなかった学生に 試験をしました。
 
試験が終わった後、学生が2人来て、
「みつこさん、おなかがすいているでしょう?」
と言って、昼ごはんに誘ってくれました。
 
2人は兄弟です。
2人の兄弟に連れて行ってもらったレストランは、町から少し外れたところにある、「ランチート(わらぶき屋根)」という名の、素敵なわらぶき屋根のレストラン。
ここは、以前、わたしが書いたブログにも、1度登場しています。
そのときは夜に学生のコンサートを聞きに、ここへ来ました。
 
外はとても暑かったのに、ランチートの下は驚くほど、涼しかったです。
この造りはインディヘナの家の名残だそうです。
良くできているな、と感心しました。
 
VAHO(バオ)という、ニカラグアの週末の典型的な食事をおいしいフレッシュメロンジュースと頂いてから、わたし達はドライブへと出かけました。
 
出かけた先は、学生の1人、お兄さんのマリオが購入したおうち。
今はまだ建設中で、11月ごろにできあがるんだ、と楽しみにしていました。
 
そこから、うちへ戻る途中、わたしが「アイスクリームが食べたい」とお願いして、近くのドライブ・インに入り、3人でアイスクリームを食べていると・・・
ものすごい土砂降りが始まりました。
 
こうして、お店の中に入って見ている分には、とても気持ちのよい降り方です。
でも、道路を走る、馬車に乗っている人たちは、ずぶ濡れでかわいそうでした。
 
 
ニカラグアの雨はとても面白いです。
すぐそちらは土砂降りなのに、こちら側はまだ雨が降っていないことがあったりします。
 
今日も、ドライブ・インを出て、町へ向けてしばらく走っていると、雨が "ぴたっ" と止みました。
車の後ろの窓は濡れているのに、フロントガラスに雨粒は落ちてきません。
 
それを見て、今朝、洗濯物を外に干して出てきたのを思い出し、うちのほうではまだ雨が降っていないよう、願いました。
 
雨雲はうちの直前まで、わたし達を追いかけてきていましたが、うちはまだ雨が降っていませんでした。
 
ぎりぎりセーフ!
 
洗濯物を中に干し、部屋に戻ってしばらくすると、ものすごい雷と大雨が始まりました。
ベジョータが怖がって、鳴いて走り回っています。
その声を聞きながら、少し遅いシエスタ(お昼寝)を取りました。
 
「MITSUKO、夕食よ」
と呼ぶ、ママの声で目を覚ましました。
たっぷり2時間、寝ていました。
 
 
夢に、高速回転する観覧車が出てきました。
 
これは、本当にニカラグアにあります。
お祭りに必ずと言っていいほどある、移動遊園地の中に、小さな観覧車があるのですが、その中の幾つかは高速回転です。
 
中からはキャー!!!
と叫ぶ、女、子供の声が、必ず聞こえてきます。
 
骨組みも確かじゃないでしょうし、かなり危ない乗り物だと思います。
回っている時間も、もういいでしょう、と言うくらい長いです。
 
私はそれには乗りたくないな、と思っていたから、夢に出てきたのでしょうか。
それとも、ブルーフィールズで つい最近見たから、出てきたのでしょうか。
 
さぁ、晩御飯。
今日ももうすぐ季節が終わる、おいしいアグアカテ(アボガド)がついていますように!

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