マナグアから2時間ほどバスに行ったところにある
「ラ・マキナ」という場所に滝がある、
と言う話は前から聞いていた。
なかなか行く機会がなかったのだけれど、
急にみんなで行こうということになって、
週末、仲間と行ってきた。
ディリアンバの街でバスを乗り換えると、
バスの中に お菓子やら軽食やらジュースやらのいろんな売り子さんたちが
発車間際まで 行ったり来たりしていた。
マンゴー、おいしそうなのが8個くらいも入って5ペソ!(約40円)
5ペソと言う値段の安さにびっくりして
思わず、マンゴー売りのおばさんの顔を見上げてしまった。
その人にしてみれば、「何を驚いているのか」、といった感じなんだろうなぁ。
ナイフを持ってきていなかったので買わなかったけど、
内心、みんなと一緒に食べたかったなぁ、と思っていた。
いつも果物ナイフを持っていこう、と思いながら忘れてしまう。
バスの中 週末友人から届いたばかりのCDをウォークマンで聴きながら、
週末に届いた手紙やメールのことを想いながら、揺られていた。
小包を送ってくれた友人のメールには
「今、新婚旅行でカナダの大氷原の上を歩いてきたけど全然寒くなかった」
と書いてあった。
もうひとり友人は、メールで、
この春に長くお付き合いしていた彼と結婚したことを
写真と一緒に 知らせてくれた。
彼女は日本語教師養成講座で 一緒に勉強した仲間。
今、日本で日本語教師として教えている彼女は、何年か前に船で世界一周したことがある。
そのときの話を聞いて非常に感動していたら、
彼女はわたしに船の上で思っていたことや世界各地を訪ねたときの感動、
そしてそれまでに考えていた彼女自身のことなどが
丁寧に、素直に、そして真剣に綴ってある綴りをくれた。
それは今もとても鮮やかに、わたしの心に残っている。
ディリアンバから バスでガタガタ道を走ること 1時間近く。
「ラ・マキナ」のバス停に着いた。
滝は庶民の水浴び場。
岩から落ちる水しぶき。
その下で、ほとんどが服のままで、泳いだり、はしゃいだりしていた。
わたしもとっても入りたかったけど、帰りのことを考えると
ニカ人たちと同じように服のまま無邪気に入ることはできなかった。
今度来る機会があったら、きっと水着を着てこよう。
帰りはなかなかバスが通りそうになかったので、ヒッチハイク。
エアコンつきのとても良い車に仲間5人とも乗せてもらって、
快適にディリアンバの町まで帰ることができました。
いつも行き当たりばったりのわたしたちの小旅行。