日本で会いましょう

 
 
もう週末ですね。

マナグアは朝から雨がしとしと降っています。

「日本語成績優秀者プログラム」というのが年に1度あって、

この試験で1番良い成績で、かつそれが50点以上のスコアだと、

なんと、15日間、日本へ研修旅行へ行けるのです。

今年は9月5日から15日間。

その枠、ニカラグアから1名。

りんくうタウンにある研修場所で、

 
世界各国から集まった 日本語成績優秀者たちは
 
日本語を学び、

大阪の家庭でホームステイし、

史跡見物やお買い物したりします。

誰か決まってくれたら、日本で再会できるな~、と思いつつ、

今のクラスのレベルではそのテストで50点を超える可能性は低いな、

と思っていたら。

取ってくれた学生がいました!

しかも受験生 皆が 大幅に50点越え。

みんな相当努力したようです。

決まった彼女は泣き叫ばんばかりに喜んでいました。

本当に努力してたもんね。

よく頑張った!

そしてこれはジャンプする第1ステップ。

彼女が日本へ行って、いろんなものを見て、吸収して

それをみんなに伝えてくれたら嬉しいな。 

 
 
日本語を学ぶみんなに、いつか日本に来てほしい。
 
学んだ言葉を使って、日本を歩いて欲しい。
 
 
今度は日本で会いましょう。
 
 

お見舞い

 
先日 熱を出した日のこと。
 
 
その翌日の土曜日の午後に
 
友だちのクラウディアと
 
市場へ出かける約束していたのを思い出して
 
 
「ちょっと熱が出てしまったの。
 
 良かったら、来週に延期させて」
 
とメールを送った。
 
その日の午前中は土曜日の授業と、
 
それから「日本人と日本の宗教について」という
 
日本文化教室の特別活動の講演会を予定していたので、
 
朝から大学へ向った。
 
午後、家に帰るとドアノブに大きな買い物袋がかけられていた。
 
なんだろう?
 
中身を見ると、
 
いろいろな味のパックのジュースやお菓子がたくさん入っていた。
 
誰かが持ってきてくれたんだ。優しいなぁ。
 
でも、いったい誰だろう?
 
いろいろな人の顔を浮かべてみるが、わからない。
 
そうして夕方。
 
午後の約束を取りやめにしてもらった友人のクラウディアから
 
電話がかかってきた。
 
 
「体、大丈夫?
 
 お見舞い持っていったんだけど、
 
 留守だったからセニョーラに預けたの。」
 
 
ああ、なんて優しい人なんだろう。
 
 
その次の土曜日に、
 
市場へラスパード(ニカラグアのカキ氷)を食べに行ったとき
 
聞いてみると、
 
 
「仕事でドイツに行ったとき病気になったことがあって、
 
 外国での病気の辛さと孤独は知っているからね」
 
と言っていた。
 
 
人の痛みがわかる人って素敵だなぁと思った。
 
 
そして自分の辛い経験を
 
優しさに変えられるクラウディアは本当に強くて賢い人だ
 
と思った。
 
 
彼女の今の仕事はカジノの機械の修理工。
 
 
人の賢さは学歴や仕事やお給料では量れないし、
 
そういうもので 量ってはいけない。
 
 

Guardabarranco

 
UCA大学の構内にある「イグアナcafe」で
 
頼んだコーヒーを待っていたとき。
 
「あそこにグァールダバランコがいます!」
 
と学生が教えてくれました。
 
コーヒーもかばんもほったらかして
 
2人で木に近づいていきました。
 
 
鮮やかな背中の青、
 
そして長くて美しい尾。
 
 
間違いありません。
 
 
ニカラグアの国鳥、グァールダバランコです。
 
崖に巣を作るので、バランコ(崖)を守る(グァールド)
 
という名前になったようです。
 
 
ほとんど姿を見せないそんな鳥がなぜ構内に?
 
よくよく見ていると、1対のペアがつかず離れず寄り添いながらいて、
 
かなり近づいても全く逃げる様子もなく、枝の上に優雅に佇んでいます。
 
あとでお友だちに
 
「グァールダバランコがいます」と知らせに行き、
 
一緒に見ているとき
「私、ニカラグアに来てから3度、この鳥を見ました。
 
 1度はマナグアの国立公園で、
 
 もう1度は最近訪れたセルバ・ネグラの森の中で、
 
 そして今日のUCAで3度。」
 
と話すと、
 
「まぁ、それはきっといいことがあるわねぇ!」
 
とその方はおっしゃってくださいました。
その優しい言葉でもう十分に嬉しくって、感激しました。
 
数がもうずいぶん減少して、
 
国鳥を変えようという動きまであるようですが、
 
やはりグァールダバランコの美しさには
 
候補の鳥たちでは敵わないようですね。
 
 
今日もコーヒーを買いに行くときに注意して見てみると、
 
この間の場所に つがいで いました。
 
でも、カメラを取りに行っている間に
 
もう寝に帰ってしまったようで、いませんでした。
 
 
グァールダバランコさんたちのご機嫌麗しく、
 
写真を撮ることができたら
 
このページにアップしたいと思います。
 

ヒガントーナとカベソン

 
先週末のこと。
 
元ニカラグア隊員で、今グァテマラで隊員として活動している方が
 
ニカラグアへ旅行にいらしていたので、
 
仲間で街へ繰り出した。
 
訪れたバーは通りに面していて、街路の空気が気持ちいい。
 
ビールで乾杯して、積もった話をしているとき。
 
!ジャンジャカジャンジャン、ジャンジャカジャンジャン!
 
ヒガントーナとカベソンと呼ばれる人形が
 
太鼓の音にあわせて
 
くるくる回りながら、練り歩いてきた。
 
この人形が通るたび、
 
目の前で話している人の声が聞こえなくなるから
 
実はちょっと苦手。
 
でも、前からずっと日本の皆さんにこの人形を紹介したかったのです。
 
あー、やっと紹介できたぁ。
 
この人形、たぶんニカラグア名物じゃないかと
 
私は勝手に思っています。
 
 
貧しい子どもたちが稼ぐ手段として夜中まで
 
かなりの暑さだろう人形の中に入っています。
 
友人に撮ってもらった写真を載せますね。
 
 
わたしたちも深夜まで同じお店で話していました。
 
ずーっと話していたかったほど、とっても楽しい夜でした♪
 

Feliz Cumpleanos, Nora!

 
姉妹で日本語教室に通っている学生が
 
「先生、今晩 妹の誕生日パーティーをするから、
 
 先生も来て。」
 
と、電話をくれたのは先週の水曜日のこと。
 
 
主役の妹さんは26歳。
 
以前から癌と戦っていて、
 
今年の1月にグァテマラで受けた手術では
 
癌組織をとりきれなかったらしく、
 
今は抗がん剤治療を自宅で続けている。
 
「調子のいいときと、辛いときとが波のようにやってくる」
 
とよく姉妹の学生は、寝不足で目を腫らせながら
 
日本語クラスにやってきてはそう言っていた。
 
 
 
2月に日本庭園で催した特別日本文化紹介には
 
その妹さんも、お母さんと姉妹とともに来てくれたから
 
私も1度会ったことがあった。
 
 
その晩、夜の日本語クラスが終わってから、
姉妹の車で彼女たちの住む家へ向った。
 
2人は思っていたよりもずっと遠いところから
 
毎日、通ってくれていたんだなぁ。
 
 
家は表も中も、お客さんで賑わっていた。
 
主役のノラに挨拶のBESOをしたとき、
 
彼女のほっぺは熱かった。
 
今日もしんどいんだなぁ、と思ったけど
 
今日、会えて良かった、来られて良かった、と思った。
 
おいしい夕食を頂き、
 
まだタコスなどをつまんでいると・・・
 
表から素敵な音楽が流れてきました。
 
 
マリアッチ!!!
 
彼女たちは7人兄弟。
 
すごく家族の絆が強い。
 
 
いつまで持つかわからない彼女の病状を考えて、
 
兄弟でマリアッチを呼んで
 
とっても楽しい誕生日にすることにしたんだ、って
 
言っていました。
 
 
主役はベッドに横になっていたけど、
 
マリアッチの音楽を聴くと、
 
人の手を借りて立ち上がって
 
表の椅子へ移りました。
 
 
主役のノラも、30人くらいのお客様も、
 
みんなが素敵な笑顔で音楽を楽しみました。
 
途中、ケーキが出てきて、
 
ハッピーバースディの歌をみんなで歌い、
 
それから
 
「もうケーキが食べたいよ♪
 
 もうケーキが食べたいよ♪
 
 1切れだけだけど、仕方がない♪
 
 もうケーキが食べたいよ♪」
 
のいつもの替え歌を歌ってから、
 
ろうそくの炎をノラが吹き消して、
 
みんなでケーキを頂きました。
 
 
マリアッチもケーキも終わり、
 
中に入ってデザートのシャーベットを頂いていると
 
彼女たちのお母様がやってきて
 
しばらくお話できました。
 
ついこの間まで、お母さんが動揺してしまって
 
妹さんの看病よりもお母さんのほうが大変だった
 
と、学生が言っていたけど、
 
もうそれが嘘のように落ち着かれていらっしゃいました。
 
 
こんな大切なときに、
 
娘さんたち2人を日本語教室に通わせてていいんですか、
 
と尋ねると、
 
「教育はとても大切なものですからね。」
 
とおっしゃっていました。
 
 
この家族の周りには、その家族を支える友人の輪が
 
何重にも広がっていました。
 
 
その翌日の日本語のクラスで。
 
姉妹が綺麗にラッピングされたケーキを手にして
 
教室へ入ってきました。
 
「妹から、先生に」
 
 
意味がわかりません。
誕生日パーティーに招いてもらって、
 
おいしい食事を頂いて、
 
素敵な時間を一緒に過ごさせてもらって、
 
どうしてわたしがさらにケーキまでプレゼントしてもらえるのか。
 
しかもそれは私の大好きなレモンパイ。
 
「どうして私にくださるの?」
 
と聞いても、
 
「彼女が先生にあげるって言ってるんだから、受け取ってよ!」
 
と言われ、ありがたく頂戴しました。
 
甘酸っぱい、とってもおいしいレモンパイでした。
 
 
その日の夜。
 
空が落ちるかと思うような雷雨になり、
 
ニカラグアも雨季に入りました。
 
 
 
そして、今週の月曜日。
ノラの自宅療養の慰めになれば、と、
 
1週間くらい前から
 
日本文化教室と日本語教室の学生たちに呼びかけて
 
千羽鶴を作っていました。
みんな、とても器用で、本当にあっという間に
 
千羽以上の折鶴を折ってくれました。
 
糸でまとめ、上の結び目をリボンで飾り、
 
私は生まれて初めて「千羽鶴」なるものを
 
作りました。
 
お誕生日には少し間に合わなかったけど、
 
とても美しい「千羽鶴」が仕上がりました。
 
よくよく見ると、新聞や雑誌、中には学校の数学のノートを
 
破って折ったのまであり、 面白い!
 
昨晩、日本語のクラスでみんなに見せると
 
「とってもきれいですね~」
 
と感嘆の声が上がっていました。
 
私もこんなに「千羽鶴」が美しいものだとは知りませんでした。
 
姉妹に渡すと、照れくさそうに、でも嬉しそうに
 
受け取ってくれました。
 
 
ノラの痛みが和らぎますように。
 
彼女の心が平穏でありますように。
 

トュピラパ海岸でのこと

 
 
この間の日曜日、部署の仲間とトュピラパ海岸へ
 
バス旅行しました。
 
いわゆる社員旅行っていうのでしょうか。
 
 
「これまでにも部署のみんなは、
 
 こんな風に出かけたことがあったんだ」
 
と、勝手にひとりで思いこんでいましたが、聞いてみると 
 
実はこれが初めて行く部署の旅行だったそうです。
部署の部長を初め、経理部長とそのお子さん(赤ちゃん連れ!)、
 
言語コーディネーターさんのご一家、英語の先生、
 
秘書さんたち、アルバイトさんたち、
 
そしてお掃除のおばちゃまやラジカセなどを管理しているおじちゃんまで
 
本当にみんなで行きました。
総勢、30名。
 
 
大学のマイクロバスを借りて、朝6時に出発ね!と言われていたのだけど、
 
やっぱり出発は7時もぐっと過ぎた頃でした。
 
 
向こうに英語の先生の別荘があるというので、
 
炭酸飲料と氷、みんなの手作りの食事とお菓子、
 
そして部署の電子レンジやラジカセまで積み込んで
 
出発するまでで、すでに一騒動でした。
 
私はその前夜、
 
以前ニカラグア隊員で、
 
今、グァテマラで短期隊員として活動していらっしゃる方が
 
ニカラグアに遊びに来られていたので
 
隊員仲間とその方と一緒に楽しく飲んでいて、
 
「バスの中で眠れば良いや♪」
 
と思っていたのですが、
 
結局眠れずじまい。
 
 
海辺の別荘に着くや、荷物を降ろし、
 
手作りサンドイッチとロヒータという
 
炭酸飲料で朝ごはんを済ませて
 
いざ海へ!
 
 
 
レストランも、お店も何一つない静かな海岸は
 
ごみも全く落ちていなくて、全くわたしたちだけの
 
プライベートビーチでした。
 
 
岩あり、砂浜あり、高い波ありで、
 
みんなでキャーキャーいいながら楽しみました。
 
 
いつも部屋を掃除してくれる掃除のおばあちゃんは
 
生まれて初めて海に来たそうです。
 
みんなで手をつないで、入った海。
 
本当に楽しかったです。
 
 
 
あっという間に午前中が過ぎ、別荘に戻ると
 
先に戻った人たちで昼食が準備されていました。
私は昼食用にパンを買っていっていたのだけど、みんなに
 
「そんなのは昼ごはんじゃない」
 
と却下されて、みんながアロス バレンシアーノや
 
鶏肉の焼いたのやフライドポテトなどをくれたので、
 
それを電子レンジでチンして頂きました。
 
 
そして、昼食後はハンモックに揺られてお昼寝。
 
私が昼寝をしている間に、他のみんなは再び海へ戻っていっていました。
 
1時間ほどして目が覚めると、
 
そこの家の人が作ってくださった魚料理を頂きました。
 
 
 
泳ぎ終わった人たちがちらほら戻って来始めると、
 
こんどはダンス大会!
みんな本当に楽しそうにレゲトン・バチャータを踊っていたなぁ。
 
そうこうしているうちに出発の時間。
 
持ってきた大量の食料や飲み物はあらかたなくなっていたので、
 
荷物は随分と少なくなっていました。
 
バスがマナグアに向けて出発してすぐ、雨が降りました。
 
そう、もうニカラグアは雨季が始まったようです。
 
 
先週、大雨が降った晩、授業が終わったあと、家に帰るとき、
 
お風呂上りのようにずぶぬれになりました。
 
それで今も風邪をひいています。
 
 
2週間ほど前に遊びに来たマキナを通り過ぎて帰りました。
あのときは、
 
「マキナの奥にある海岸ってどんなかな。行ってみたいな」
 
って思っていたのですが、まさか本当に来られるとは。
しかもこんな形で。
 
 
 
家に帰ってすぐシャワーを浴びると、大量の砂が出てきました。
 
本当に子どもみたいによく遊んだなぁー。
 
 
晩はレベル12まで日本語の勉強が終わった生徒の家族が
 
食事に招待してくださって、楽しい時間を過ごしました。
 
本当によく遊びよく食べよく笑った1日でした。

北の町を歩く

 
 
 
先週の金曜日から3日間、

ニカラグアの北部にある

ヒノテガ・セルバネグラ・マタガルパを周ってきました。

今回の旅行は 何もかもが 不思議なくらい 
 
ものすごく楽しかった☆

ニカラグアの北部は昼間は暑いけど、

夕方から夜にかけてぐっと涼しくなり、

茶屋町にあるようなお洒落なバーでおしゃべりを楽しんだり、

毛布をかぶって明け方までおしゃべりを楽しんだり、

一緒に行った友人とのおしゃべりをめいいっぱい楽しんだ旅でした。

彼女とわたしは梅田で活動していた時代に動いていたフィールドが

あまりに重なっていて、驚いてしまうほど。

今、ニカラグアは乾季の時期で、土ぼこりが舞い上がり、

バスや徒歩で移動すると肌がざらざらするほどでしたが、

今回の旅行ほど人の親切に接する機会の多い旅は

なかったように思います。

それも一緒に行った彼女の物腰の柔らかさのおかげ。

ニカラグアの人、本当に親切です。

マタガルパという街のスーパーマーケットで買い物をした帰り道、

バス停までの道を聞いていたら、

後ろでその話を聞いていた子供連れのお母さんが

「バス停まで乗っていきますか」と言って、

車で送ってもらったり。

1年前にも訪れたセルバネグラでは

今回はお猿さんたちが大歓迎してくれて、

ニカラグアの国鳥、グァールダバランカも見れたりして。

ほとんど3日間寝ていないのに、

今週はやけに元気です。

週末めいいっぱい楽しんだことだし、

今週もお仕事がんばろうっと♪

きのうの日本文化教室は「千羽鶴を作ろう」でした。

 
今、姉妹で来ている日本語クラスの学生の妹さんが
 
がんと戦っています。
 
残り時間がもう少ないので、バスの中で、寝る前に、
 
せっせと千羽鶴を作っていますが、
 
一人じゃとても追いつかない。
 
と、いうわけで日本文化教室の学生さんたちに
 
お願いしたわけです。
 
それが、とても上手に折ってくれて、
 
中には200羽を学校のクラスメートと一緒に作ってきてくれたり。
 
やっぱりニカの人、優しいです。
 
 
残り423羽。
 
 
 

日本行き チケット購入

 
 
 
ついに購入しました。帰国便チケット。
 
今朝旅行代理店へ行って、いつも担当してくれているおじさんにお願いして、
 
発券してもらいました。
 
チケットを確認しているとき、
 
「ああ、本当にいよいよ帰るんだ~」
 
と震えました。
 
今日出してもらったアイスティーの味は忘れません。
 
 
そして、今朝はわたしたちより一足先に帰国した同期が
 
日本から電話をかけてきてくれました。
 
嬉しかったー。懐かしかったー。
 
つい最近まですぐそこに住んでいたのに、
 
この電話は日本からなんだなー、
 
なんて。
 
元気そうな声が聞けて、良い一日のスタートが切れました。
 
本当にありがとう。
 
 

滝を見に

 
 
 
マナグアから2時間ほどバスに行ったところにある
「ラ・マキナ」という場所に滝がある、
と言う話は前から聞いていた。
なかなか行く機会がなかったのだけれど、
急にみんなで行こうということになって、
週末、仲間と行ってきた。
ディリアンバの街でバスを乗り換えると、
バスの中に お菓子やら軽食やらジュースやらのいろんな売り子さんたちが
発車間際まで 行ったり来たりしていた。
 
マンゴー、おいしそうなのが8個くらいも入って5ペソ!(約40円)
5ペソと言う値段の安さにびっくりして
思わず、マンゴー売りのおばさんの顔を見上げてしまった。
 
その人にしてみれば、「何を驚いているのか」、といった感じなんだろうなぁ。
 
ナイフを持ってきていなかったので買わなかったけど、
内心、みんなと一緒に食べたかったなぁ、と思っていた。
いつも果物ナイフを持っていこう、と思いながら忘れてしまう。
 
 
バスの中 週末友人から届いたばかりのCDをウォークマンで聴きながら、
週末に届いた手紙やメールのことを想いながら、揺られていた。
 
小包を送ってくれた友人のメールには
「今、新婚旅行でカナダの大氷原の上を歩いてきたけど全然寒くなかった」
と書いてあった。
 
もうひとり友人は、メールで、
この春に長くお付き合いしていた彼と結婚したことを
写真と一緒に 知らせてくれた。
彼女は日本語教師養成講座で 一緒に勉強した仲間。
 
今、日本で日本語教師として教えている彼女は、何年か前に船で世界一周したことがある。
そのときの話を聞いて非常に感動していたら、
彼女はわたしに船の上で思っていたことや世界各地を訪ねたときの感動、
そしてそれまでに考えていた彼女自身のことなどが
丁寧に、素直に、そして真剣に綴ってある綴りをくれた。
それは今もとても鮮やかに、わたしの心に残っている。
 
 
ディリアンバから バスでガタガタ道を走ること 1時間近く。
「ラ・マキナ」のバス停に着いた。
滝は庶民の水浴び場。
岩から落ちる水しぶき。
その下で、ほとんどが服のままで、泳いだり、はしゃいだりしていた。
わたしもとっても入りたかったけど、帰りのことを考えると
ニカ人たちと同じように服のまま無邪気に入ることはできなかった。
今度来る機会があったら、きっと水着を着てこよう。
帰りはなかなかバスが通りそうになかったので、ヒッチハイク。
 
エアコンつきのとても良い車に仲間5人とも乗せてもらって、
快適にディリアンバの町まで帰ることができました。
 
いつも行き当たりばったりのわたしたちの小旅行。
 
 

社員旅行

 
 
先日「秘書の日」があって、秘書を囲んでの昼ごはん会があった。
 
お弁当と、マンゴーをみんなでワイワイ食べ、
 
プレゼントを秘書のリーダーに贈った
 
そのあと☆
 
 
突然上司が
 
「みんなでサンフォアンデルスールへ行こう!」
 
と言った。
 
 
こんなことはこちらに来てから初めてだったので
 
本当にびっくりしてしまった。
 
 
それって「社員旅行」、だよね?
 
 
でも予定していた日が余りにも間際だったためにバスがチャーターできず、
 
もう一度相談して、5月20日にティピラパという湖へ行くことになった。
 
この同僚たちと旅行に行くなんて想像したこともなかったけど、
 
ちょっと面白そう~。
 
 
最後の最後に来てもまだ、驚かされることばかり。
 
 
ニカラグアにいると ほとんど毎日 向こうから 
 
どんどん 驚くことが やってくる。
 
 
だから 飽きない、 面白い。